タグを整理する
HTMLタグを生成するには、制作ソフトによって自動的に行うか、すべて手入力でタグを打ち込んでいく2通りの方法があります。
前者の制作ソフトによってタグを自動生成させる方法は、タグの構造などはすべて制作ソフトに任せ、プレビューによって確認しながら編集が行えるので、タグの位置や構造を比較的理解しやすいと言われています。
一方、後者の手入力でタグを打ち込んでいく方法は、タグの構造やページ構成を理解しながら編集する必要があり、再編集が必要になったとき、延々と続く文字だけを見て改めて構造を理解したり、数百〜数千行のHTMLタグの中から目的のタグを探すのは意外と大変です。
作成時にあらかじめ構造を書いておく
そこで、後の編集がしやすいようにHTML内にタグ構造やページ構成のタイトルをあらかじめコメントとしてマーク(挿入)しておくと便利です。
例えば、「総合メニューを担当するタグはどこからどこまでなのか」といった内容や、「本文はどこからどこまでなのか」という情報を後で見てすぐに分かるように、範囲指定のような形でコメントを挿入します。
コメントを表す記号
HTML文書でのコメントは「<!– 〜 –>」で示します。
この部分で囲まれた内容は、ブラウザには表示されません。
具体的な記述例
例えば、ページ構成のなかで、ヘッダー部分であれば、以下のように書くのも良いでしょう。
……
<!– /HEADER –>
また、ナビゲーションメニュー、パンくずリストの部分なら、
……
<!– ここまで –>
……
<!– パンくずリスト ここまで –>
のような書き方も良いでしょう。
このように、HTML内に自分が分かりやすいようなコメント文を挿入しておくと、後で編集したい箇所を探す場合に便利です。
見た目が変わらなくとも、タグを整理することは良いことです。
制作ソフトでホームページを作成している場合もやっておきたい内容です。