インデントとは
インデントとは様々なアプリケーションにおいて、文字を入力する際に行頭の文字下げを指定するものです。
文章を改行すると初期設定では左側が各行において揃いますが、インデントを指定することで文字をずらし、見やすさを調整することが出来ます。
HTMLにおけるタグのインデント
HTMLの記述内容は、すべて文字で表されているので、行を重ねるごとに改行を伴います。
タグ打ちと呼ばれ、タグを手入力で行う場合は特にインデントを組むことは稀です。
しかし、多くの制作ソフトによって生成されるHTMLのタグはデフォルトの状態ではインデントが指定されていることがあります。
例えば、制作ソフトの代表「IBM ホームページビルダー」の場合、初期設定でのインデントによる文字下げは「2文字」とされています。
従って、特に設定を変えることなく、このソフトで制作した場合、階層が深くなるタグ(テーブルなど)ほどインデントが組まれます。
インデントの有無
しかし、HTMLタグの記述の場合、インデントによって文字を下げる必要はありません。
大きな要因として、インデントによる文字下げは文字下げの部分がスペースで置換されることにあります。
つまり、HTMLの構造が複雑化するほど、タグの行数が増え、結果的にインデントによるスペースの数が相対的に増えるのです。
スペースと言えども、容量があり、その分だけHTMLのファイル容量が増える結果となるので、インデントの利用価値を必要としない限りは特にインデントを組む必要はないと思われます。
当サイトでは、HTMLタグの記述においてインデントを組まない方針を進めており、ホームページ作成に関する初心者向けの情報の中のホームページビルダーの初期設定でインデントを「0」にするよう、解説をしています。
タグのインデント例
インデントあり
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インデントなし
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