日本語は使えない?
パソコンで文書を作成した後、そのファイルを保存しようとするときみなさんはどのような名前を付けて保存しているでしょうか?
おそらく分かりやすいように日本語で保存していると思います。
では、ホームページを作る場合はどうなのでしょうか?
実はホームページを作る際のHTMLファイルの名前は英語や数字しか使えないのです。
正確には「半角英数字」しか使えません。
なぜかというと、ホームページを公開するときにファイルをアップロードするウェブサーバーが「半角英数字」にしか対応していないからです。
というのも、インターネットは日本だけでなく世界中にあるものですから、海外の人が日本のホームページを見ることも十分にあり得ます。
当然のことながら、もし日本語名のアドレスに日本語に対応していない海外のパソコンからアクセスすると不具合が生じてしまいます。
このようなトラブルを避けるために、ファイル名の命名の規則は世界共通で「半角英数字」と決められているのです。もちろんフォルダ名も同じです。
※ホームページビルダーではファイル保存時に日本語名で保存しようとすると注意される。
ファイル名の付け方の良い例、悪い例
- 良い例
- index.html
- /data/hp001.html
- 悪い例
- にほんご.html (ファイル名が日本語はダメ)
- w124.html (ファイル名が全角になっている)
ファイル名の規則
ファイルやフォルダ名は英語なら何でもイイというわけではありません。
例えば、文字と文字の間にスペースを入れたり、カンマ「,」やアンダーバー「_」、ハイフン「-」、セミコロン「;」、アットマーク「@」などは、そもそも使用できなかったり、誤解を招きやすく使うべきではありません。
大文字と小文字
多くのウェブサーバーは大文字の名前と小文字の名前を区別して認識します。
例えば、「Abc.html」と「abc.html」は違うファイルとして認識します。
index.htmlって?
ファイル名を付けるときの規則として、もう一つ「インデックス」と呼ばれるものがあります。
通常何も入っていないフォルダでも最低限このインデックスファイルを置くようにと定められています。
もちろんなくても構いませんが、多くのウェブサーバーはフォルダを指定されたとき、最初に「index.html」を探すように決められています。
逆に言えば「index」がついていれば、その名前を省略できることになります。
ちょっとわかりにくいですね。では例を出してみましょう。
当サイトのアドレスは「https://www.dspt.net/」ですが、「https://www.dspt.net/index.html」にアクセスしてみてください。どうでしょうか?同じページではありませんか?
つまり、アドレスは省略されていますが、HTMLファイルに直接アクセスせずに、フォルダにアクセスすると自動的に「index.html」ファイルにアクセスするようになっているのです。
この仕組みはほとんどのウェブサーバーで共通ですので、最初のページには必ずこの「index.html」を置くようにしてください。
この名前のファイルがフォルダにないときはエラーが出ます。
ファイル名は半角英数字で保存しましょう。また、ファイル名は連番やテーマ名にすると分かりやすいです。
特に最初に表示させたいページは「index.html」にしましょう。