レンタルサーバーを選ぶコツ、着目すべき11のポイントとは?【初心者向けに徹底解説】

WordPressなどを使ってブログやWebサイトを立ち上げる際に必要なレンタルサーバ。

HTMLタグボード
たくさんあって分からないですよね?でも、大丈夫。

ここだけ見れば良いという選ぶポイント、選び方について必須項目、あれば良い程度のオプション項目それぞれで詳しく解説します。

この記事の信頼性について
HTMLタグボードの運営者情報(こんな人が書いています)
・サイト運営10年以上 (2005年設立)
・被リンク数:20万サイト
・ITテクノロジメディア-ThinkIT(インプレス)での記事執筆
・Webマークアップ、コーディング書籍の出版経験あり(当時月収200万)

自分に合ったレンタルサーバを正しく選ぶコツ

レンタルサーバで検索するとたくさん業者が出てきますが、初心者の方は機能一覧を見ても?がつき、どこが良いのか、どう比較すれば良いのか分からず、混乱し、途方に暮れてしまうと思います。

でも大丈夫です。良いレンタルサーバ業者を見分けるコツはいくつかありますので、ポイントを書きます。

どれも大事ですが、ココだけ見ればOKです。

サーバを比較する、選ぶ際に重要な11項目

  1. 初期費用がかからないこと(無料) 解説
  2. 月額料金が安いこと(月額1,000円以下) 解説
  3. サーバの容量がある程度あること(100GBもあれば十分) 解説
  4. 転送量が無制限 解説
  5. DB(MySQLなど)の設置数が無制限 解説
  6. サブドメイン、マルチドメインが無制限 解説
  7. 無料SSLに対応していること 解説
  8. PHP/SSI/CGI/Perlが一通り使えること 解説
  9. .htaccessが使えること 解説
  10. WordPressが使え、簡単インストール機能が付いていること 解説
  11. ドメインとサーバをセットで運用できる業者であること 解説

上記に合致するレンタルサーバだけを選び、比較するだけでOKです。

正直、レンタルサーバが多数存在する中で、上記を提供できないようなサーバはダメと思ったほうがよいでしょう。努力が足らない。

あればベターな機能(必須ではない)

続いて、あればベターな機能です。

通常このようなオプション機能が増えれば、月額料金も増えていきますので、お財布とよく相談しましょう。

  • 複数ロケーション(ディザスターリカバリー) 解説
  • メールアカウント 解説
  • ファイルマネージャー 解説
  • サーバー自動移行ツール 解説
  • DB、サーバー自動バックアップ 解説

不要なオプション

こちらは不要なオプションです。合っても良いですが、よほど有名な企業サイト等でなかれば不要です。

  • HTTP/2
  • WAF(Web Application Firewall)機能
  • 独自SSL
  • nginx
  • 独自IP

それぞれの必須項目を解説

それではそれぞれの比較項目がなぜ必須なのか、なぜ重要で必要な項目なのか、という観点で徹底解説していきます。

この理解なくしてレンタルサーバーを選んではいけませんし、この項目を解説せずにレンタルサーバーを比較しているようなサイトはあまり信用ならないと考えた方が良いでしょう。

【必須】初期費用がかからないこと(無料)

初期費用はもちろん無料であることにこしたことはありません。

初期費用なので最初にしかかかりませんが、それでも初期費用がかかるレンタルサーバ業者もまだまだ多くある一方で、初期費用が無料のレンタルサーバを多くあります。

初期費用無料のレンタルサーバーを探しましょう。

【必須】月額料金が安いこと(月額1,000円以下)

これは言わずもがなですね。携帯料金と一緒です。

感覚的には個人サイトを運営する場合で月額1000円を超えるレンタルサーバは高いと感じます。

価格が上がれば高機能で高性能になるとはいえ、支払うだけのメリットを享受できるほどの体感スピードや機能があれば別ですが、多くのレンタルサーバに大きな差はありません。

【必須】サーバの容量がある程度あること(100GBもあれば十分)

サーバに保存するファイルはHTMLファイルのほか、画像、PHP等のプログラム(例えばWordPress)になりますが、そこまで容量を圧迫するほどのデータ量にはなりません。

仮にブログを運営し、1記事が2MB程度と仮定しても、1000記事でもせいぜい2GB程度です。
動画中心のサイトやブログであれば大容量になりがちですが、今はYouTubeというプラットフォームもありますので、大容量なデータはそちらに逃がす手段もあります。
ドメインメールも同じサーバで運用する場合は多少データが多くなることがあります。(添付メールを扱うため)
そのような点を考慮しても、せいぜい100GBもあれば十分過ぎるサーバ容量だと思います。

【必須】転送量が無制限

転送量とはサーバからデータをダウンロードする、サーバへデータをアップロードする量のことです。

Webサーバは多くの人に見てもらう=データをダウンロードする、ということになります。

ここが無制限でないと、想定外のトラフィック(例えば、サイトが流行る、特定ページへの流入が一時的に増えたとき)制限を超えると、ダウンロードの転送量に制限がかかったり、課金されてしまうことになりますので、転送量は無制限のほうがよいです。

【必須】DB(MySQLなど)の設置数が無制限

DB(データベース)は静的なページのみを公開する場合には通常不要の機能になりますが、WordPress等のCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使って、Webサイトを構築したりする場合は、DBが必要になります。

データベースは通常は1ブログ1DB、1サイト1DBとなりますので、単独サイトを運営する場合はあっても5DB程度あれば十分かと思いますが、今後サイトを増やしたりして複数サイトを運営する場合は、DBについても無制限であった方が、拡張性が高いのでおすすめです。

【必須】サブドメイン、マルチドメインが無制限

サブドメインというのは例えば、「www.hogehoge.com」というドメインが主サイトとして運営していた場合、「link.hogehoge.com」ですとか「blog.hogehoge.com」というように、主ドメインの前に設定可能なドメインのことを指します。

SEO的にはサブドメインは別サイトとして認識されますので、コンテンツの内容が異なる場合を除き、同じコンテンツをサブドメインで分けるのは良くないとされていますので、あまりサブドメインを使う手法は昨今はあまり主流ではありません。

一方、マルチドメインは複数のドメインのことを指します。例えば、「www.aaa.com」というサイトと「www.bbb.com」のサイトはマルチドメインとなりますが、サーバとドメインは切り離して考えることができますので、同じサーバに複数ドメインを同居させることが可能です。

同一サーバで複数ドメインを管理するイメージ

例えば、上図のように、同じ「XXX.server.jp」という配下に複数のディレクトリを設定し、それぞれにドメインを設定すれば、サーバは1つで済みます。

通常、レンタルサーバはサーバを複数レンタルするとそれだけ倍々に費用が発生していきますので、マルチドメインの設定が可能なサーバの方がランニングコストが安く済みます。

複数ドメインを運用するようなことを最初でなくても、将来的に想定している方は迷わずマルチドメインが設定できるレンタルサーバ業者を選びましょう。

【必須】無料SSLに対応していること

SSLとは通信を暗号化する技術で、Webサイトで例えた場合は、クライアント(ブラウザ閲覧者)とサーバ(Webサイト)の通信を暗号化する技術です。

SSLに対応したサイトを閲覧すると、URLの左に「鍵」マークが表示され、「通信が暗号化され、接続が保護されている」かどうかを確認できます。

Webサイトを公開するに当たっては、必須ではありませんが、利用者のプライバシーを保護する観点でSSLを導入すべきといえ、昨今のWebサイトではSSLを導入しているサイトがほとんどです。

SSLはサイトを第三者機関にその有効性を証明してもらう必要があり、これを「SSL証明書」と言いますが、SSL証明書は基本的には有料です。

昔は有料のSSL証明書しかなかったため、敷居が高かったのですが、最近は無料のSSL証明書を提供してくれるレンタルサーバも増えてきたので、無料SSLに対応できるレンタルサーバーを選ぶと良いでしょう。

なお、SSLへの対応はSEOの評価シグナルとしては低いものですが、GoogleはSSL化されたサイトをSEOの評価シグナルに使うことを宣言しています。

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【必須】PHP/SSI/CGI/Perlが一通り使えること

サーバは静的サイトだけでなく、動的なコンテンツも提供できます。

そのようなコンテンツを提供する場合は、Perl/CGI/PHP等のプログラム言語が動作するサーバである必要があります。

WordPressではPHPが必須になりますので、このような前提でWebサイトやブログを開設する方は、必須の機能と言うことになります。

【必須】.htaccessが使えること

htaccessとは特定サーバの初期動作を変更する定義ファイルみたいなものと考えてください。

サーバやドメインを変更した際に旧ページやサーバにアクセスしてきた場合に宛先を自動で新しいものへ変更するような「301リダイレクト」ですとか、WordPressの高速化処理の設定「img非同期読み込みやCSSの非同期読み込み、HTMLの圧縮化等」を変更することもできます。

また、先ほどあったようなHTTPのSSLで提供していないサイトをHTTPSに自動的に向けるような設定もこの「htaccess」というファイルをサーバに置くことで実現できます。

これは、マニアックな機能かもしれませんが、サーバを運営する以上は必須の機能のため、使えるレンタルサーバ業者を選んでください。

【必須】WordPressが使え、簡単インストール機能が付いていること

WordPressを使ってブログを書いてみたい、ブログを運営したい、という方は必須の機能です。

中級者の方であれば、自分でサーバにWordPressを使えるようにインストールすることもできますが、初心者にはDBの設定など煩雑な作業も多いため、簡易インストール機能が付いているレンタルサーバ業者を選ぶと後々苦労せずに済みます。

WordPressの簡単インストール機能を使って簡単にブログを構築する手順について解説した記事がありますので、適宜参照ください。

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【必須】ドメインとサーバをセットで運用できる業者であること

先ほどのマルチドメインの章で説明しましたが、ドメインとサーバはセットで設定が必要であり、自分の好きな独自のドメインでブログやWebサイトを運営したい場合は、サーバのレンタルだけでなく、ドメインも取得し、レンタルしたサーバとの紐付けの設定が後々必要になります。

ドメインの業者とサーバのレンタル業者を別々に契約して設定することもできますが、やはりドメインとサーバの運用は同じ業者に任せたほうが、設定もある程度自動設定できる機能が用意されているなど、簡単に済むケースが多く、特に初心者の方は、レンタルサーバの業者を探す際にはドメインも管理運用ができると謳っている業者を選択しましょう。

それぞれのオプション項目を解説

続いて、オプション項目をそれぞれ解説します。

あれば、便利な機能というところなので、必ず必要な機能という訳ではありません。

【オプション】複数ロケーション(ディザスターリカバリー)

物理的なサーバの設置場所(データセンター)が複数拠点に分散されているか、という点と、それぞれのロケーションでデータがバックアップ、同期されているか、という項目です。

近年、サーバデータの重要性が高まり、特にシステムが冗長である(ある程度拠点が離れた場所にデータが複数存在する)ことが求められています。

有事が発生したときに、サーバーダウンすることなくサービス提供を継続できるか、という視点で、データが複数の場所で提供できる状態になっていることも一つの重要なポイントです。

【オプション】メールアカウント

独自ドメインを確保するのであれば、そのドメインで運用できるメールアドレス、アカウントも持つことができるかどうか、がこのメールアカウント機能です。

メールアカウントを複数作成できるという面の利用用途は、複数のスタッフでサーバを運営したりするケースになると思いますので、個人でサイトを運営する場合は、そこまで必要な機能ではありません。

Gmailなどを使えば、複数のメールアカウントを持つこともできます。

【オプション】ファイルマネージャー

通常、Webサイトを公開するためには、サーバへのファイルのアップロードが必要になり、それらはFTPというプロトコルに対応したソフトが必要になりますが、これをWeb版でも提供できるようにしたのが、「ファイルマネージャー」です。

ファイルマネージャーを利用するシーンとしては、FTPが使えない環境(例えばネットカフェ)で使用するケースとなります。

接続環境が左右されやすい方は必須の機能になります。

【オプション】サーバー自動移行ツール

サーバ移行ツールは、同一または異なるレンタルサーバ業者が提供する個別サービスのサーバ間のデータのコピー、転送について、FTPなどのソフトを使わずに、管理画面から簡単に操作ができる機能ということになります。

サイトを開設して一定期間が経過した後に、より速いサーバへ移行する、ですとか、プランを変更することに伴って、サーバも移転が必要なケースで初めて使用する機能です。

FTPの転送ソフトは複数ファイルの転送、大容量ファイルの転送を苦手とするプロトコルです。一括転送、一括以降ができるツールが提供されているという点は安心感があります。

【オプション】DB、サーバー自動バックアップ

静的なページが多いWebサイトであれば、データのバックアップ機能がサーバになくても、万が一データが消失してしまっても、最悪パソコンのローカルに保存されているファイルを再度アップロードしなおせば、データを復旧できます。

昨今のWebサイトはWordPressをはじめとした動的なプログラムで生成するサイトも多く、DBも頻繁に利用します。

したがって、サーバ内でデータが分散していることもあり、ファイル構造が複雑化しているため、万が一のデータ消失時の復旧が困難になるケースもあります

もちろん、WordPressのみで話を限定すると、データを自動バップアップするプラグインなども豊富に提供されているため、必ず必要な機能にはなりませんが、DB含めてサーバをまるごと自動バックアップしてくれる機能がサーバにあると、より安心といえば安心です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

たくさんあるレンタルサーバを見分けるポイントについて理解いただけましたでしょうか。

それぞれの項目とどの程度のスペックがあればよいか、というのを理解いただき、ご自身に合ったレンタルサーバを選ぶことができるようになれば幸いです。

参考にサイト運営15年の私が選ぶレンタルサーバについての記事も参照ください。

上で解説した項目それぞれで評価し、おすすめのレンタルサーバをランキング形式で紹介しています。

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