【SEO】2020年9月予定のモバイルファーストインデックス(MFI)への完全移行でサイトへの影響はどうなるのか

Googleは2018年からモバイルファーストインデックスの切り替えに着手しています。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは?

SEO初心者の方にも改めてモバイルファーストインデックス(MFI)について解説しますが、モバイルファーストインデックスとは、Googleの各ページへのスコアリング、評価、ランキングにパソコン向けのコンテンツではなく、モバイル版のコンテンツを優先する、というものです。

モバイル ファースト インデックス登録とは、Google のインデックス登録とランキングで、モバイル版のコンテンツを優先的に使用することを意味します。これまで、ユーザーのクエリとページの関連性を評価するにあたっては、主にパソコン版のページのコンテンツがインデックスで使用されていました。今後、Googlebot は主としてスマートフォン エージェントでページのクロールとインデックス登録を行うようになります。

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世の中のインターネット検索の主流デバイスの大半はモバイル端末に移行しているため、パソコン向けのページではなく、モバイル版のページを検索エンジンの評価やランキングの主軸にした方が、ユーザのメリットが大きいとGoogleは考えました。

そこで、Googleは2018年初頭からモバイルファーストインデックス登録への移行を決意し、順次既存サイトの評価主体をMFIに移行しはじめており、ようやくその移行に終わりが見え、2020年9月には完全移行することがアナウンスされています。

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モバイルファーストインデックス登録に移行することとはどういうことなのか

モバイルファーストインデックスと聞くと、パソコン向けのサイトしか用意していないウェブ運営者にとっては「え?何がどう変わるの?MFIに移行したら検索エンジンの順位が落ちるの?」という疑問だったり、混乱を招くことになりますが、一概にはそういうことではありません。

まず、MFIへ移行するということがどういうことか説明します。

モバイルファーストインデックスに移行する、というのは、あくまでご自身のサイトを評価するGooglebot(クローラー)がPC向けではなく、スマートフォン向けのGooglebotによって、クロールされ、ページがインデックス、評価されるようになる、ということです。コンテンツがどうかではなく、評価するロボットが異なる、ということです。

モバイルファーストインデックスの概要

モバイル版、パソコン版コンテンツの優先の考え方とGooglebotの種類の違いの2つを同時にGoogleがアナウンスしているため、ややこしさを生んでしまっていますが、ここは後ほど分かりやすく説明します。

自身にサイトがモバイルファーストインデックスに移行しているか確認する方法

Googleは以下の通り、2020年9月を待たずとも、順次MFIへの移行を行っていることを示唆しています。

2020年9月の完全移行までの間も、システムによりモバイル ファースト インデックス登録に対応済みと判断されたサイトについては、引き続き移行していきます。2019 年 7 月 1 日以降、すべての新規ウェブサイト(ウェブに新しく追加されたサイトまたは Google 検索が認識していなかったサイト)で、モバイル ファースト インデックス登録がデフォルトで有効化されています。

自身のサイトがモバイルファーストインデックスに切り替わっているかどうかは、Google Search Consoleから確認することができます。

Google Search Consoleにログインし、運営するサイトURL(プロパティ)を選択し、左メニューの「設定」をクリックします。

すると、所有権の確認といったプロパティ設定の下の概要欄に「インデックスクローラー」という欄が出てきます。

ここが「スマートフォン用Googlebot」と表示されていれば、ご自身のサイトがモバイルファーストインデックスにすでに移行済みであるということになります。

その横はGoogleがモバイル用のGoogleインデックスに切り替えた日が記載されていますので、実際の検索結果の順位変動はこの時期を起点に変化が出ていれば、影響が出ている、ということになります。(下図は当サイトの場合で、切り替え日は2018/4/12)

切り替えはGoogleが判断して勝手に行いますので、自らGooglebotの切り替えを指示することはできません。

モバイルファーストインデックスへの切り替えの影響とは?

GoogleはモバイルインデックスとPC向けインデックスに差が無いことを確認したサイトから順次移行を続けています。

Googleの発表によるとすでに大半のサイト(Googleからの発表では2020年3末時点で7割)がモバイルファーストインデックスへの切り替えが済んでいるということなので、これから影響が出るサイトというのは絶対数では少ないはずです。

Google がモバイル ファースト インデックス登録(スマートフォン用 Googlebot を使用したウェブのクロール)に取り組み始めてから数年がたちました。分析を行ったところ、検索結果に表示されるサイトのほとんどはモバイル ファースト インデックス登録に対応しており、70% はすでに移行済みでした。

すでにモバイルファーストインデックスに切り替えが済んでいるサイトは影響はありません。(正確に言えば、すでに影響を受けた可能性があります)

まだMFIへの移行が済んでいないサイトで、これからモバイルファーストインデックスへの切り替えによって影響を受ける可能性のあるサイトは以下の通りです。

  • パソコン向けとモバイル向けのコンテンツに差があり、モバイル向けコンテンツのコンテンツ量が少ないケース
  • モバイル向けのGooglebotのアクセスをhtaccess等で制限またはパソコン向けクローラを優先する設定にしているケース

コンテンツの提供ケースとMFI切り替えの影響有無

コンテンツ提供ケース 影響 コンテンツ提供パターン
(コンテンツ量の違い)
見解・補足
パターン①
PC向けのみ提供
なし なし インデックスするコンテンツに変化がないため、影響は軽微
パターン②
PC向けとモバイル向けを提供し、コンテンツに差分なし
なし インデックスするコンテンツに変化がないため、影響は軽微
パターン③
PC向けとモバイル向けを提供し、コンテンツに差がある(PC向けが潤沢)
あり(悪い影響) インデックスするコンテンツに変化があり、モバイル向けの品質が乏しいのであれば、悪影響を受ける可能性大
パターン④
PC向けとモバイル向けを提供し、コンテンツに差がある(モバイル向けが潤沢)
あり(良い影響) インデックスするコンテンツに変化があるが、モバイル向けの品質が高いのであれば、良い影響を受ける可能性はある
パターン⑤
モバイル向けのみ提供
あり(良い影響) なし インデックスするコンテンツに変化はないが、モバイル向けGooglebotによるインデックスに切り替わるため、好転する可能性はある

上記の通り③のPC向けとモバイル向けを提供し、コンテンツに差がある(PC向けが潤沢)ケースにおいては、SEO的に影響を受けることになります。

これは、Googleでも明言しています。

意図的にモバイルページのコンテンツをパソコン用ページよりも少なくしている場合、サイトでモバイル ファースト インデックス登録を有効にすると、Google がページから取得できる情報が減少するため、ある程度のトラフィック損失が発生する可能性があります。

③のケースにおかれましては、モバイルファーストインデックス切り替えの前にモバイル向けコンテンツの提供、品質の向上への対策が急務となります。

一方で、パソコン向けのサイトしか提供していないケース①はコンテンツに変化がないため、影響は軽微です。

GooglebotがPC向けからモバイル向けに切り替わったとしても、PC向けのサイトを今まで通りクロールして、インデックスするためです。

もちろん、botの違いによって影響を受ける可能性がないとは言えないので、これを機にレスポシブルUIのサイトへの移行を考えてみてはいかがでしょうか。

なお、モバイル端末からの閲覧を想定していないPC向けのみのサイト自体のSEOへの影響はもちろんあります。

ただし、それはコンテンツ自体の提供の仕方に問題があるだけで、今回のモバイルファーストインデックスの移行に関する影響とは異なるものなので、認識誤りが無いよう注意してください。

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