Googleアドセンスに合格することが目的になっていませんか?
Webサイトやブログで稼ぐ手段として、Web広告がありますが、アフィリエイト広告としてはGoogleアドセンスやa8.net、物販ならAmazonアソシエイトや楽天アフィリエイトが有名ですよね?
その中でもGoogle Adsense(アドセンス)は審査基準が分かりにくく、審査も通りにくいことは有名です。
すべてのパブリッシャー様には、Google パブリッシャー向けポリシーおよび以下のポリシーを遵守していただく必要がありま…
実際に「Google Adsense 審査」で検索すると以下の記事であふれています。
- 「〇〇回でやっと合格できた!」その秘訣とは?
- 「Google Adsenseに審査合格」するための〇〇のポイント
- Google Adsenseに受からない人の××の理由、対処法〇〇選
などなど。
確かに、審査に何度も通らなかったら焦ります。ストレスもたまります。
どうやったら合格できるか悩み、ネットで対処法を探す毎日を繰り返していませんか?
本来のゴールを見失っていませんか?
そういう方々に向けて、冷静に少し違った視点で今一度読んで欲しいことを記事にしました。
・サイト運営10年以上 (2005年設立)
・被リンク数:20万サイト
・ITテクノロジメディア-ThinkIT(インプレス)での記事執筆
・Webマークアップ、コーディング書籍の出版経験あり(当時月収200万)
あなたはなぜGoogle Adsenseに申し込んだのですか?
周りのみんなが皆そうしているからですか?
有名だからですか?
優良な広告が揃っているからですか?
そういう考えを持ってGoogleアドセンスの審査を申し込んでいるあなたは多分審査に落ちます。
仮に審査に通っても、収益を上げることは難しいでしょう。
なぜなら、審査合格が目的になっているからです。
本来の目的は収益を上げることではないのですか?
ブログやサイトで稼ぎたいからですよね?
では、収益を効率的に上げることを目的に考えた場合、Google Adsenseの選択はあなたにとってベストな選択だったのでしょうか?
Web広告が収入に結びつく、その流れを正しく理解していますか?
Webサイトやブログに広告を掲載して、稼ぐ、収益を得る流れについてどんな広告でも、どんな方法でもベースとなる考え方は一緒です。
しかし、ここをよく理解できていない人が非常に多いと思います。
Web広告で稼ぐ方法は以下の記事にしていますので、まずここを読んでみてください。
Web広告の仕組みと代表的なASPについて解説しています。
HTMLタグボード 前半でWEB広告をブログやWebサイトに掲載して収入を得る仕組みや方法について詳しく解説し、後半でお…
広告主がいて、広告を管理する(ASP)がいて、あなたのサイトがあり、ユーザがあなたのサイトに訪れて、そこに掲載されている記事の内容から購買につながり、その積み重ねが収益となるのですが、大事なのは、この「記事の内容から購買につながり」という点です。
そう、あなたの記事と広告がマッチして初めて収益となるのです。
Google Adsenseと他の広告(a8.netやAmazonアソシエイト)の明確な違い
Google Adsenseと他のASPとの明確な違いを意識したことはありますか?
明確な違いは、事業主でも広告数でも、成果報酬の型(クリック、成約・・)でもありません。
この主導権があなたにあるか、広告の出稿媒体(=Google)にあるか、の違いです。
Google Adsenseはサイトの内容に適した広告がGoogleのシステムよって自動表示され、クリックされればそれがあなたの収益になります。
一方でa8.netやAmazonアソシエイトはそのページ、そのサイトに貼る広告の選択権はあなたにあり、その広告から購買につながればあなたの収益になります。
どうですか?正しく理解していましたか?
購買につなげるのは誰か?
つまり、先ほど申し上げたとおり、Web広告の収益の仕組みは記事の内容と広告がいかにマッチしているかが重要なのですが、このマッチング力をGoogleに任せるのがGoogle Adsenseなのです。
一方で、a8.netやAmazonアソシエイトなどの他のASPはマッチング力の責任は全てあなたにあります。
広告を掲載するページの内容、掲載する広告を選ぶのもすべてあなただからです。
確かに一見楽なのはGoogleアドセンスでしょう。一方で、他のASPはマッチング力を自身でコントロールできると考えることもできますよね。
本当にあなたのサイトにGoogleアドセンスが適しているかはよく考えたほうがよいのです。
つまり、サイトの内容、ジャンルに適したASPをよく考えて選ぶことが非常に重要なのです。
実例の紹介
ここで、実例を紹介しましょう。
私が運営するサブブログ「monozo.jp」の例です。
まだ弱小サイトですが、iPhoneやスマートフォン関連機器、パソコン関係のガジェットを紹介するいわゆる物販が中心のサイトです。
monozo.jpはiPhoneなどのApple製品や関連機器、a7iiiやGH5などのミラーレス一眼レフカメラ、その他…
Web広告としてGoogleアドセンス、Amazonアソシエイトの両方の広告を掲載していますが、Googleアドセンス広告に比べAmazonアソシエイトの収益は約200倍程度の開きがあり、Amazonアソシエイトの方が収益性が高いです。
なぜでしょうか。
サイトジャンルが物販系サイトなので、ガジェットを紹介するページに掲載する商品は基本的に一意に定まっています。
商品の品揃えが豊富なAmazonや楽天にページで紹介する商品と同じ商品があれば、購買につなげるマッチング力が最大となるからですね。
つまり、上記サイトのジャンルにはAmazonアソシエイトのほうが適しているのです。
これがGoogle Adsenseだったらどうでしょうか。
例えば、特定のカメラについてレビューした記事なのに、異なるカメラの広告が載っていても、クリック率は低いはずです。
それぞれのASPが適するサイトジャンルは決まっている
Googleアドセンスかそれ以外のASPにそれぞれ適しているサイトは一般的は以下の通りとなります。
それぞれのASPで扱う広告のジャンルをしっかり理解し、自分のサイトやブログジャンルと合っているか事前によく確認しましょう。
Google Adsenseに適したサイト
PV数が多いが、リファレンスサイトなどその場にユーザがとどまる時間が短いようなサイトにはGoogle Adsenseの方が適していると言えます。
また、カテゴリジャンルを複数扱うような情報量の多いサイト、企業サイトでは広告の管理(案件停止するASPや広告の配信停止の処理)も煩雑になりやすいため、自動表示されるGoogle Adsenseのほうがよいでしょう。
- リファレンス系や情報系のサイト
- サイト維持率が低いサイト(ユーザの疑問が解決したらすぐに去ってしまうサイト)
- カテゴリジャンルを複数カバーするサイト
- a8.netやAmazonアソシエイトで扱う広告ジャンル外のサイト
a8.netやAmazonアソシエイトが適したサイト
商品、サービスをレビュー紹介するようなサイトやジャンル特化型のサイトでは扱う広告とレビューで扱う商品が一致することが多いため、Google Adsenseではなく、その他のAmazonアソシエイトや楽天アフィリエイト、a8.net等のASPが合っています。
- 物販レビュー系サイト
- カテゴリを絞りジャンル特化型のサイト
多くて3つの特化型のジャンルを選ぶべき理由
ブログやサイトを長く続けるには自分が書きたい内容であることが重要です。
継続的に更新をして行くには自分が得意とするジャンルや本業で得た知識をベースに展開していく方がよいです。
競合も少なく、ネタも多く、あなたのサイトに訪れるユーザの疑問を解決するページを量産できる可能性があります。
そういったサイトのほうが一般的に収益が出やすく、稼ぎやすいと言われています。
多すぎると持続しにくくなりますし、あなたのモチベーションも上がらないはずです。
自分のサイトやブログのジャンルにあったGoogleアドセンス広告の探し方
収益を上げる効率的な記事の書き方としての戦略は収益対象のアフィリエイト案件から記事を書き、ユーザの検索意図を捉えてSEOによる集客を狙うのが王道パターンです。
Googleアドセンス以外のASPの場合は、先ほどの通り、自身で掲載したい広告を選べますが、Googleアドセンスの場合はどのような広告が出るかは記事を書いてみないと分かりません。
自身が書こうと思っている特化型ブログ、サイトのジャンルがGoogle Adsenseとマッチングしていなければ、出だしから収益が出ない負け戦を展開することになります。
よくよく、事前調査をしてジャンルを決定しましょう。
どのようなジャンルの場合、どのような広告が表示されるかは、自身のサイトジャンルと似ている競合サイトでどんな広告が表示されているかを調査するのが一番効率的な方法です。
審査よりコンテンツ拡充を先に。効率的な時間の使い方を
審査に通らないとはストレスがたまりますよね。
でも、収益化の方法はGoogle Adsenseだけではありません。
それぞれのASPの審査にかける時間より、ユーザ優位の姿勢でコンテンツ拡充に時間をかける方が、後々の収益性は確実に上がります。
あなたの大事な時間ですから、効率的かつ戦略的に動きましょう。